一筆啓上賞 住友賞

住友賞 住友賞

入賞作品

亡き夫へ

未亡人二年生。あなたの残したウイスキー。苦さが、こころにささります。

大塚 千代子(73歳 東京都)

おかあさんへ

こころってむねのとこ。おふろであらってくれてありがとう。ぼくきれいかな。

岸本 一穂(6歳 福井県)

片思いの君へ

あ、今また『好き』が積もった。こころから溢れたら、伝えに行ってもいいかな。

山村 紗生(20歳 大阪府)

妹へ

お父さんが頑張って作った料理に正直な感想を言うのはおやめ。こころにしまいなさい。

瀬戸口 波美(13歳 兵庫県)

お母さんへ

「おはよう」からのハグで、ぼくの心は満たんだ。よし、今日も充電完了。

爲永 暁仁(11歳 福井県)

鏡の向こう側の私へ

こちらは、絶賛思春期中の私です。もし鏡で反転させたのなら、素直な私になれますか。

坂井 絢(15歳 東京都)

夫へ

あなたより心惹かれる人ができました。ごめんね。あなたにそっくりの可愛い娘です。

國松 香純(31歳 福井県)

ばあちゃんへ

喉のガンで話せなくなったじいちゃんの心の中、即解読できるのまじですごいと思うよ。

岩本 結愛(15歳 福井県)

心遣いを節約している君へ

心遣いは使えば使うほど、こころ豊かになるものよ。ケチケチしなさんな!!

松尾 惠美子(72歳 宮崎県)

孫へ

じいじと喧嘩してこころが読めないと言ったら老眼鏡を持って来てくれた孫ありがとうね

牧田 美和子(82歳 静岡県)

自分へ

「こころが弱い」って言われるけど、これも含めて僕なんだ。

笠井 嘉晃(13歳 山梨県)

初恋のK君へ

重かったですか。あなたに贈った手編みのベスト、あなたのおばあさんが着てましたね。

福永 房世(58歳 鹿児島県)

お母さんへ

この手紙を書いていたら心とは何か分からなくなりました。今日の夜ご飯は何ですか。

岩花 奏(14歳 岩手県)

救ってくれた弘子さんへ

心は見えないけれど、心遣いは見えました。あの朝です、弘子さん。

櫻田 陽子(65歳 神奈川県)

おねえちゃんへ

いつも「まねしないで。」っていうけれど、わたしだっておねえちゃんになりたいよ。

松本 芽華(6歳 埼玉県)

私の心へ

「何が悪いのか自分の心に聞きなさい。」と母に言われました。そろそろ話して下さい。

峯 優月(14歳 和歌山県)

G先生へ

お前は心まで腐ってる! と先生に言われたあの日から四十年。私は発酵してますよ。

松田 由佳(53歳 埼玉県)

おかあさんへ

心がこもったおべん当なのに一ばんおいしかったおかずを、ふりかけと答えてごめんね。

中村 樹(8歳 佐賀県)

近所の小学生へ

今朝挨拶してくれたのに「う、うす。」しか言えなかった僕。でも心の扉に光が差したよ

松谷 光歩(16歳 福島県)

誘惑に負けそうな自分へ

心の中を覗いたら悪魔がこっちを見てたんで睨み返しといたで。

柿本 清美(49歳 和歌山県)

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