様々な領域の最前線で
プロジェクトを率いる住友グループ各社社員の
未来にかける熱い想いを紹介します。
2025年11月、女子セブンズ日本代表(サクラセブンズ)は、「HSBC SVNS 2026ドバイ大会」で日本史上初の3位という快挙を遂げた。そのセブンズ日本代表として活躍しているのが、住友電装の庵奥里愛さんと須田倫代さんだ。セブンズとは7人制のラグビーで15人制と同じ広さのグラウンドでプレーする。広大なスペースを生かしたスピーディーな展開で、目まぐるしく攻防が入れ替わるのが特徴。「日本の強みは、特定のスター選手に頼るのでなく、選手同士が強みを理解し合い組織力で戦うことです」と教えてくれた。
2人は日本代表の他に、住友電装がオフィシャルスポンサーの女子ラグビーチーム「PEARLS(パールズ)」で活動、会社では広報の業務に携わっている。須田さんは入社1年目。「代表合宿で業務から長く抜けてしまうので、教えてもらったことはとにかくメモをして、合宿中も見返して忘れないようにしています」と工夫を凝らして仕事に取り組んでいる。代表のキャリアが長い庵奥さんは、「業務を引き継ぐ心苦しさを感じますが、温かいサポートをいただいています。激励の言葉をもらったり、試合に足を運んでくれる方や動画で観戦してくれる方もいてありがたいです」と、周囲への感謝の思いを熱く語ってくれた。
ラグビーは激しいスポーツなだけに、ともに大けがも経験している。動けない状態から最終的には走り込みで心肺機能を取り戻すまでリハビリ期間は長い。2人に共通しているのは、それを空白期間と捉えるのではなく、自分の体を見つめ直しより強くなって戻るための時間、違う部分を伸ばす時期と、思考を転換したことだ。「つらい時期を乗り越えた先に必ず目標へ近づける瞬間があると信じ、チャレンジングな姿勢を持ち続けたい」(庵奥さん)、「どんな状況でもまずは楽しむ気持ちを持って挑みたい」(須田さん)と言う。日本代表、クラブチーム、会社員3つの役割を全力で疾走しながら、2人の視線は次の大会、その先のアジア競技大会、オリンピックへと向けられている。
SUMITOMO QUARTERLY NO.184より転載