一筆啓上賞 住友賞

住友賞 住友賞

入賞作品

「お母さん」へ

お母さん。食欲の秋はたくさん食べてしまうと言うけど、365日ずっと秋じゃないよ。

宮﨑 佳帆 (12歳 福井県福井市)

「お父さん」へ

一年中パンツ一丁で私の前をうろつかないで。日本には四季があるんです。

波多野 初 (12歳 東京都小金井市)

「なかなかはえてこないは」へ

ぬけたのははるなのにもうすぐなつやすみがおわっちゃうよ。いまどのへんにいますか。

平野 紗良 (6歳 福井県福井市)

「わたしあきにうまれた」へ

11がつになると、あかいはっぱとわたしのてのくらべっこ。わたし、おおきくなったよ。

伊藤 実織 (6歳 福井県福井市)

「パパ」へ

もうすぐおわかれした秋がきますね。おわかれして3回目の秋です。パパにあいたいな。

荒木 華 (8歳 福岡県糟屋郡)

「ママ」へ

ぼくの、そだてたピーマンが、おいしそうにみのったよ。かえってきてください。

西田 真央 (7歳 福井県福井市)

「お爺ちゃん」へ

腰痛でも元は騎手だから、お盆には胡瓜の馬に乗って帰れますよね

合志 珠希 (19歳 神奈川県横浜市)

「あの世の悪友」へ

さっきの赤とんぼ、オマエやろ? めっちゃ元気で、態度も超デカかったし(苦笑)。

田中 照大 (46歳 奈良県御所市)

「夫」へ

覚えてる? サボって公園でかき氷食べて、バレて一諸に叱られた夏の日。心決めた日。

吉田 寿美子 (73歳 群馬県高崎市)

「母さん」へ

白状します。実は寒がり、嘘やねん。思春期は難儀やで、くっつくのにも口実いんねん。

小川 美佳 (15歳 大阪府吹田市)

「IOC会長」へ

ウィンタースポーツは除雪です、ぜひオリンピックの種目に採用して下さい。

最上 隆吉 (60歳 秋田県大仙市)

「スイカ」へ

愛おしく赤い君、夏。黒い種は邪魔かもね。でもそれを態態(わざわざ)とるのがまた「夏」なのよ。

佐藤 亜月 (15歳 福島県伊達市)

「春夏秋冬」へ

年を重ねるごとに足が速くなっていますが、どこかにお急ぎなのでしょうか。

柳本 晴希 (16歳 大阪府大阪市)

「おかあさん」へ

ぼくは、秋におかあさんにないしょでおばさんとくりひろいをしていました。

いとう かなめ (7歳 福井県あわら市)

「春夏秋冬」へ

変な気こうになっているのはぼくたちのせいかな? 気をつけるからごめんね。

鈴木 壮寛 (10歳 福井県坂井市)

「32才で逝きしあなた」へ

還暦を迎えたよ。あっ、向日葵が笑った。私はもうひとりでも大丈夫だよ。

豊島 博美 (60歳 大阪府東大阪市)

「母」へ

何度同じ季節が過ぎても、お母さんの手術中に読んだ本の続きが読めません。

末永 逸 (57歳 鹿児島県姶良市)

「兄」へ

夕陽に照らされた紅葉。肌寒い秋風にのってあなたの声が戻ってきました。

足立 みなみ (13歳 滋賀県甲賀市)

「単身赴任の夫から」へ

冬が近いが 俺元気 浮気はしてない 金送る

塩谷 力春 (50歳 埼玉県比企郡)

「父、母」へ

「秋野さんと結婚したら秋の実りだね。」と言われても、何て返すか秋が来る度に困る。

吉川 稔里 (15歳 福井県坂井市)

PageTop