インターカレッジ・ネゴシエーション・コンペティション後援

住友グループ広報委員会は、インターカレッジ・ネゴシエーション・コンペティションを通じて、大学生の交渉教育を応援し、真の国際的な人材育成に寄与したいと考えています。

インターカレッジ・ネゴシエーション・コンペティションホームページ

第17回(2018年)インターカレッジ・ネゴシエーション・コンペティション

2018年12月1日(土)、2日(日)の両日、上智大学に於いて、第17回インターカレッジ・ネゴシエーション・コンペティションが開催されました。

今回は、北海道大学、東北大学、東京大学、一橋大学、早稲田大学、上智大学、中央大学、学習院大学、日本大学、明治大学、立教大学、筑波大学、名古屋大学、京都大学、同志社大学、立命館大学、大阪大学、九州大学の18大学と海外から参加のチーム・オーストラリア(Australian National University; University of Sydney; University of New South Wales; University of Melbourne; Monash University; University of Wollongong, University of Queensland, University of the Sunshine Coast; University of Technology, Sydney)、香港大学、シンガポール国立大学、モンゴル国立大学、SolBridge International School of Businessの合計31大学から271名(日本語の部36チーム、英語の部22チーム)が熱戦を繰り広げました。

大阪大学特任教授/運営委員会委員長
野村 美明
住友グループ広報委員会
INC部会幹事 清瀬 克也

対戦表

日本語(Japanese)

ラウンドA 仲裁 ラウンドB 交渉
レッド ブルー レッド ブルー
1 京都大学 上智大学1 チーム・オーストラリア 同志社大学2
2 一橋大学1 同志社大学1 明治大学2 早稲田大学3
3 立命館大学 早稲田大学1 一橋大学3 東京大学
4 東北大学1 モンゴル国立大学 中央大学1 日本大学1
5 中央大学1 早稲田大学3 学習院大学2 大阪大学2
6 チーム・オーストラリア 早稲田大学2 立命館大学 モンゴル国立大学
7 九州大学 東京大学 東北大学1 同志社大学1
8 学習院大学1 北海道大学2 九州大学 筑波大学
9 立教大学1 筑波大学 一橋大学2 北海道大学1
10 一橋大学2 上智大学2 明治大学1 北海道大学2
11 明治大学1 大阪大学2 立教大学1 大阪大学1
12 立教大学2 日本大学1 中央大学2 上智大学1
13 明治大学2 名古屋大学 京都大学 早稲田大学1
14 一橋大学3 大阪大学1 学習院大学1 名古屋大学
15 中央大学2 北海道大学1 一橋大学1 日本大学2
16 東北大学2 上智大学3 立教大学2 上智大学2
17 明治大学3 日本大学2 明治大学3 上智大学3
18 学習院大学2 同志社大学2 東北大学2 早稲田大学2

英語(English)

ラウンドA 仲裁 ラウンドB 交渉
レッド ブルー レッド ブルー
1 九州大学1 早稲田大学 チーム・オーストラリア1 名古屋大学1
2 チーム・オーストラリア1 大阪大学 九州大学2 SolBridge2
3 立教大学 名古屋大学2 立教大学 早稲田大学
4 京都大学 シンガポール国立大学 チーム・オーストラリア2 東京大学
5 チーム・オーストラリア2 北海道大学 一橋大学 モンゴル国立大学
6 九州大学2 上智大学 チーム・オーストラリア3 上智大学
7 香港大学 東京大学 九州大学1 北海道大学
8 一橋大学 SolBridge1 明治大学 SolBridge1
9 明治大学 モンゴル国立大学 京都大学 名古屋大学2
10 中央大学 名古屋大学 香港大学 大阪大学
11 チーム・オーストラリア3 SolBridge2 中央大学 シンガポール国立大学

問題と競技概要

本コンペティションは「仲裁」(ラウンドA)と「交渉」(ラウンドB)の2部構成となっており、それぞれ日本語と英語の部に分かれています。

各チームはネゴランド国のコングロマリット大企業であるレッド社(R社)とアービトリア国のプロアスリートのマネジメント・育成やスポーツの放映などスポーツ関係の業務を手がけるブルー社(B社)のどちらかの立場になって、両者間の取引に関して議論を行います。

1日目のラウンドAは、①β事件と②イベント事件について、両者の弁護団として「仲裁」で解決すべく議論が繰り広げられました。また2日目のラウンドBでは、①β-7のB社への提供,②第2回ネゴ・アブ・カップの開催,③B社のブルー・スポーツ・アカデミー(BSA)のネゴランド国版のR社による立ち上げに関する「交渉」を行いました。両日とも、周到な準備のもとにビジネス社会におけるリアルな仲裁・交渉さながらの議論が繰り広げられました。

【参考】

(ラウンドA(仲裁))

①β事件

  • レッド社が開発したβー7シリーズ(物理的なセンサーをアスリートに装着しなくても、アスリートの動き、体調、心理状態等のデータをモバイル・デバイスに送信してくれる機能)を、レッド社はブルー社に提供する義務を負うか。

②イベント事件

  • レッド社が所在するネゴランド国とブルー社が所在するアービトリア国の二国間対抗のスポーツ大会(ネゴ・アブ・カップ)をレッド社とブルー社が共催。
  • 直前になって、ブルー社がマネジメントする3名の著名選手が出場をキャンセル。
  • 出場キャンセルによりレッド社が被った損害をブルー社が賠償する義務を負うか。
(ラウンドB(交渉)のポイント)

①レッド社の最新型センサーであるβー7のブルー社への提供

  • レッド社はブルー社に対して無料で提供するか、有料か、有料ならば幾らか?

②第2回ネゴ・アブ・カップ

  • 開催時期:7月か10月か。
  • 競技:15競技を開催することで合意済み(うち、6競技は決定済み)。何を実施するか。
  • 開催場所:各競技の開催場所をどうするか。
  • 運営委員会のガバナンス:前回から改めるべき点はあるか。運営委員長を設けるか?
  • 放映権の販売:2つのグループのいずれに販売するか。

③レッド社によるBSA(ブルー・スポーツ・アカデミー)のネゴランド国版

  • ブルー社は協力するか
  • ネゴランド国からBSAへの留学制度を充実させるか

審査員

本大会は、毎回、法曹界や各大学の先生方、企業法務に係わる方々など多くの皆様方に審査員としてご協力いただいています。熱戦後の審査員の方々からの講評は、参加者の皆さんにとって、様々な気づきを得る貴重な機会であり、成長の糧となっています。また最近では、大会のOB・OGの方々も増えてきており、審査員や運営メンバーとして大会を支えていただいています。

結果発表

表彰式では、毎年ドラマが生まれます。優勝チームの歓喜、残念ながら目標を達成できなかったチームの落胆。参加者の皆さんがいかに真剣に取り組んできたか、その熱意が伝わってきます。今回優勝を飾った大学は、チーム・オーストラリア、ベスト・チームワーク賞には、立命館大学が輝きました。また日本語での対戦による最高得点は、仲裁がチーム・オーストラリア、交渉が大阪大学、英語での対戦による最高得点は、仲裁が中央大学、交渉がチーム・オーストラリアでした。

優勝したチーム・オーストラリア
チーム・オーストラリアに住友杯を授与
(新森健之住友グループ広報委員会事務局長)
優勝 チーム・オーストラリア 318.25点
2位 シンガポール国立大学 306.5点
3位 東京大学 306.25点
4位 大阪大学 303点
5位 上智大学 301.625点
6位 京都大学 301.5点
7位 モンゴル国立大学 299.75点

ベスト・チームワーク賞

立命館大学

日本語の部・仲裁 最高得点

チーム・オーストラリア

日本語の部・交渉 最高得点

大阪大学

英語の部・仲裁 最高得点

中央大学

英語の部・交渉 最高得点

チーム・オーストラリア

PageTop