インターカレッジ・ネゴシエーション・コンペティション後援

住友グループ広報委員会は、インターカレッジ・ネゴシエーション・コンペティションを通じて、大学生の交渉教育を応援し、真の国際的な人材育成に寄与したいと考えています。

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第16回(2017年)インターカレッジ・ネゴシエーション・コンペティション

2017年11月18日(土)、19日(日)の両日、上智大学に於いて、第16回インターカレッジ・ネゴシエーション・コンペティションが開催されました。

今回は、北海道大学、東北大学、東京大学、一橋大学、早稲田大学、上智大学、中央大学、学習院大学、日本大学、慶應義塾大学、明治大学、立教大学、筑波大学、名古屋大学、京都大学、同志社大学、立命館大学、大阪大学、九州大学の19大学と海外から参加のチーム・オーストラリア(オーストラリア国立大学、シドニー大学、メルボルン大学、モナシュ大学、西オーストラリア大学、サンシャインコースト大学)、香港大学、シンガポール国立大学、モンゴル国立大学の合計28大学から293名(日本語の部36チーム、英語の部24チーム)が熱戦を繰り広げました。

開会式
大阪大学特任教授/運営委員会委員長
野村 美明
住友グループ広報委員会
事務局長 新森 健之

対戦表

日本語(Japanese)

ラウンドA 仲裁 ラウンドB 交渉
レッド ブルー レッド ブルー
1 同志社大学1 京都大学 一橋大学1 立命館大学
2 学習院大学2 香港大学2 筑波大学 早稲田大学2
3 チーム・オーストラリア 明治大学1 チーム・オーストラリア 北海道大学1
4 学習院大学1 明治大学2 東北大学1 香港大学1
5 上智大学1 大阪大学 学習院大学1 早稲田大学1
6 名古屋大学 早稲田大学1 立教大学1 九州大学
7 同志社大学2 早稲田大学2 上智大学1 香港大学2
8 上智大学2 日本大学1 東北大学2 明治大学2
9 東京大学1 香港大学1 一橋大学2 大阪大学
10 一橋大学2 北海道大学1 同志社大学1 明治大学3
11 立教大学1 立命館大学 立教大学2 中央大学1
12 一橋大学1 九州大学 上智大学2 早稲田大学3
13 東京大学2 北海道大学2 一橋大学3 明治大学1
14 一橋大学3 中央大学2 東京大学1 日本大学2
15 東北大学1 中央大学1 名古屋大学 北海道大学2
16 筑波大学 日本大学2 東京大学2 京都大学
17 東北大学2 早稲田大学3 学習院大学2 日本大学1
18 立教大学2 明治大学3 同志社大学2 中央大学2

英語(English)

ラウンドA 仲裁 ラウンドB 交渉
レッド ブルー レッド ブルー
1 モンゴル国立大学 早稲田大学1 東京大学 立命館大学
2 立教大学 早稲田大学2 一橋大学 早稲田大学1
3 チーム・オーストラリア1 立命館大学 モンゴル国立大学 九州大学1
4 東京大学 シンガポール国立大学 上智大学 シンガポール国立大学
5 上智大学 慶應義塾大学 立教大学 京都大学
6 同志社大学 九州大学1 チーム・オーストラリア1 早稲田大学2
7 チーム・オーストラリア2 京都大学 名古屋大学1 慶應義塾大学
8 名古屋大学1 中央大学 同志社大学 香港大学2
9 東北大学 九州大学2 チーム・オーストラリア2 九州大学2
10 一橋大学 香港大学1 東北大学 大阪大学
11 チーム・オーストラリア3 香港大学2 名古屋大学2 香港大学1
12 名古屋大学2 大阪大学 チーム・オーストラリア3 中央大学

問題と競技概要

本コンペティションは「仲裁」(ラウンドA)と「交渉」(ラウンドB)の2部構成となっており、それぞれ日本語と英語の部に分かれています。

各チームはネゴランド国・レッド社と、アービトリア国・ブルー社のどちらかの立場になって、両者間の取引に関して議論を行います。

レッド社は、ネゴランド国(首都:ネゴタウン)の対外経済省のもとに設けられたネゴランド国対外経済公社で、国家としての計画の立案や重要な案件における外国政府や企業等との交渉を担っています。同国は、鉄、ニッケル、チタン、白金といった鉱物資源に恵まれ、近海にはサケ、マス、サバが豊富に獲れる漁場があります。
ブルー社は、アービトリア国の首都であるアブアブに本店があり、ネゴタウンや東京、香港、シンガポール、シドニーなどにも拠点を構え、幅広く事業を展開しています。1990年頃からは、国内外の子会社を通じた農産物の生産や魚の養殖のほか、鉱物資源開発、農産物・海産物の生産等を行う外国企業への出資、資源開発に必要な技術開発や施設建設などにも積極的に取り組んでいます。また、最近では、観光事業にも積極的で、同国のアブネア地域のリゾート開発を中心となって手掛けています。

1日目のラウンドAは、「レアメタル事件」「漁業事件」、この2点について「仲裁」で解決すべく議論が繰り広げられました。また2日目のラウンドBでは、「ネゴランド国での近海で発見された新しい鉱物であるネゴニウムの採掘」「ネゴランド国にある国立公園の観光開発」について「交渉」を行いました。いずれのケースでも周到な準備のもとにビジネス社会におけるリアルな交渉さながらの議論が繰り広げられました。

審査員

本大会は、毎回、法曹界や各大学の先生方、企業法務に係わる方々など多くの皆様方に審査員としてご協力いただいています。熱戦後の審査員の方々からの講評は、参加者の皆さんにとって、様々な気づきを得る貴重な機会であり、成長の糧となっています。また最近では、大会のOB・OGの方々も増えてきており、審査員や運営メンバーとして大会を支えていただいています。

結果発表

表彰式では、毎年ドラマが生まれます。優勝チームの歓喜、残念ながら目標を達成できなかったチームの落胆。参加者の皆さんがいかに真剣に取り組んできたか、その熱意が伝わってきます。今回優勝を飾った大学は、京都大学、ベスト・チームワーク賞には、中央大学が輝きました。また日本語での対戦による最高得点は、仲裁が京都大学、交渉が上智大学、英語での対戦による最高得点は、仲裁がチーム・オーストラリア、交渉が京都大学でした。

優勝した京都大学
京都大学に住友杯を授与
優勝 京都大学 315.25点
2位 チーム・オーストラリア 310.625点
3位 上智大学 308点
4位 中央大学、東京大学 307.167点
6位 シンガポール国立大学、立命館大学 305.5点

ベスト・チームワーク賞

中央大学

日本語の部・仲裁 最高得点

京都大学

日本語の部・交渉 最高得点

上智大学

英語の部・仲裁 最高得点

チーム・オーストラリア

英語の部・交渉 最高得点

京都大学

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