インターカレッジ・ネゴシエーション・コンペティション後援

第2回(2003年)インターカレッジ・ネゴシエーション・コンペティション

開会式

2003年11月29日・30日に上智大学において、第2回インターカレッジ・ネゴシエーション・コンペティションが行われました。
今回は前回参加の大阪大学、上智大学、東京大学、名古屋大学に加え、九州大学、京都大学、同志社大学、中央大学の8校が対戦することになりました。
競技内容は前回大会の反省を踏まえ、限られた時間内で効果的に進められるように、29日のラウンドAには「国際商事仲裁」(仲裁)を行い、30日のラウンドBは「合弁解消交渉」(交渉)という設定で議論を戦わせました。

仲裁 仲裁人講評
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懇親会 交渉
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対戦表
29日 ラウンドA 仲裁 30日 ラウンドB 交渉
レッド ブルー レッド ブルー
1 東京大学1 上智大学1 東京大学2 京都大学
2 中央大学1 京都大学 中央大学1 上智大学3
3 中央大学2 大阪大学1 九州大学 大阪大学2
4 中央大学3 上智大学2 名古屋大学 上智大学2
5 東京大学2 同志社大学 中央大学2 上智大学1
6 九州大学 上智大学3 中央大学3 同志社大学
7 名古屋大学 大阪大学2 東京大学1 大阪大学1
29日 ラウンドA 仲裁 30日 ラウンドB 交渉
レッド ブルー レッド ブルー
1 東京大学 上智大学1 名古屋大学1 上智大学1
2 名古屋大学1 大阪大学 名古屋大学2 大阪大学
3 名古屋大学3 同志社大学 名古屋大学3 上智大学2
4 名古屋大学3 同志社大学 東京大学 同志社大学

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問題と競技概要

ネゴランド国の薬品製造・販売業者でもある「レッド社」は抗がん剤の主力製品を有する高度な研究開発力を持っており、遺伝子組換えヒト成長ホルモン製剤の開発に注力している。
一方、アービトリア国の化学・薬品製造業者である「ブルー社」はインフルエンザ治療薬の開発で注目され、養毛剤やダイエット食品でもヒット商品を生み出している。
両社は、遺伝子組換えヒト成長ホルモン製剤に対する両社の思惑が一致し提携関係を結ぶが、両国の思わぬインフルエンザの大流行で治療薬をめぐるトラブルにより「レッド社」は大打撃を被り損害賠償を請求した。

ラウンドAの仲裁では、UNCITRAL仲裁規則に従って行われ、審理の実施については準備書面を提出させ2名の仲裁人(審査員)の立会いの下で行われました。
ラウンドBの交渉では両社社長同士の相対交渉も含め、合意文書の作成を目的としました。

審査

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2日間にわたる熱戦には、各大学の先生方をはじめ、実際に活躍されておられる弁護士、判事、各企業の法務部の方々と多彩で本格的な審査員により、現実的で実質的な審議となりました。
審査はなるべく多くの審査員が携われるように初日と2日目には対戦相手と審査員を変え、絶対評価で各大学の平均点を出すこととしました。

結果発表

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今年は以下のような結果となりました。    

優勝:東京大学(2年連続)
2位:九州大学
3位:上智大学
4位:大阪大学

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