三井住友海上火災保険みついすみともかいじょうかさいほけん

損害保険そんがいほけんってなんだろう?

火災保険(かさいほけん)も損害保険(そんがいほけん)のひとつなんだ

想像(そうぞう)してみてほしいんだ。君の家が火事(かじ)になって燃(も)えてなくなってしまったときのことを。大変だよね。どうする? まず新たに住むところを探(さが)さなければいけないよね。食事(しょくじ)をするにしても、食器(しょっき)や冷蔵庫(れいぞうこ)も焼けてしまったんだ。困(こま)るよね。
とりあえず、ホテルに泊(と)まるとしても、新しい家を建てるにしてもまとまった資金(しきん)が必要(ひつよう)だ。そんな困ったときに頼(たよ)りになるのが、損害保険なんだ。こういうときのために、保険に入っておけば、もしもの事故に備(そな)えることができるんだ。
火事が起きても火災保険に入っておけば大丈夫(だいじょうぶ)、安心(あんしん)なんだ。

相互扶助(そうごふじょ)の精神(せいしん)でできあがっているんだよ

いざというときのために貯金(ちょきん)していたとするよね。毎月1万円ずつ貯金すると1年間に12万円だよね。でも、火事で家がなくなった場合、12万円じゃ足りないよね。建てかえることもできないし、家具(かぐ)や道具(どうぐ)を買いそろえることもできない。でも、火災保険に入っていると、火事になっても、困(こま)ることがないんだ。
いったいどういう仕組み(しくみ)になっているんだろうね。
これは、普段(ふだん)から多くの人がお金を出しあい、仲間(なかま)の誰(だれ)かが困ったときに助けてあげようという考え方なんだ。これを「相互扶助の精神」というんだよ。「一人はみんなのために、みんなは一人のために」という言葉が損害保険の仕組みをうまくあらわしているよね。

福沢諭吉(ふくざわゆきち)がはじめて日本で損害保険(そんがいほけん)を紹介(しょうかい)した

1万円札でおなじみの福沢諭吉は、日本の損害保険と深いかかわりがあるんだ。1867年に諭吉が書いた『西洋旅案内』(せいようたびあんない)で、西洋には火事にあった人や海で遭難(そうなん)した人を助ける制度(せいど)があるということを紹介(しょうかい)しているんだよ。そこから日本に損害保険を取り扱う会社が誕生(たんじょう)したんだ。
いまでは、火事や海の遭難だけでなく、自動車事故や、地震(じしん)で家が壊(こわ)れたときのための保険や、スポーツやレジャーでケガをしたときのための保険など、いろんな種類(しゅるい)の損害保険があるんだよ。

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