閉じる 近代企業の発展

西洋の技術を導入した結果、銅の生産量が伸び、さらに関連する新しい事業が次々と誕生し、発展していきました。
その主なものを挙げますと

白水丸
イギリスから購入した蒸気船・白水丸
  • 機械工業(別子銅山で使う機械の製作・修理)
  • 石炭鉱業(銅製錬用の石炭自給)
  • 伸銅場(別子産銅の加工)
  • 電線製造所(伸銅場より分化)
  • 鋳鋼所(銅の加工技術を鉄に応用)
  • 肥料製造所(銅製錬工程での煙害防除)
  • 林業(別子銅山周辺への植林)

また、大阪で営まれていた並合(なみあい)業と呼ばれる金融業が銀行へと発展、その一部門であった倉庫業が独立しました。こうして、住友は鉱工業、金融業の二大部門を中心とする近代的な財閥として発展していきました。

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