一筆啓上賞手紙コンクール後援

第9回新一筆啓上賞顕賞式

入賞作品
住友賞
  • 「愚かな私」へ
    「また明日」
    あの人のその言葉に期待して
    もう何年待っていることでしょう。

    北林 麻衣子(38歳 福井県)

  • 「犬好きの老妻」へ
    柴犬を抱きしめ頬ずり頭撫で、
    爪切りから耳そうじ。
    明日の誕生日わしにもやってくれ。

    山本 敦義(77歳 愛媛県)

  • 「お父さん」へ
    ぼく、一人で体あらえるようになったよ。
    明日は、お父さんのせ中をあらってあげるね。

    南部 蒼太(7歳 福井県)

  • 「君に」
    君と別れたときに
    「明日に早くなれ」と思うから
    君のことが好きだとわかる。

    伴 怜侑(高校生 福井県)

  • 「孫娘の仁菜ちゃん」へ
    先のことは全て明日と言う仁菜。
    明日食べよ。明日行こう。明日遊ぼ。
    明日は楽しいねえ。

    上野谷 絹代(62歳 福井県)

  • 「被災した友」へ
    泥んこの長靴で「明日へ」と、
    一歩踏み出した君。
    ガンバレ、仲間と応援に行くけん。

    平野 好(69歳 青森県)

  • 「亡くなった兄」へ
    泣きそうな時君のトレーナーを着れば、
    抱かれているようで、
    又笑顔で明日に向かえる。

    ラベット・キャサリン(18歳 アメリカ)

  • 「お父さん」へ
    明日私、嫁に行きます。
    とっとと早く行け!と言っていたのは
    冗談と今日分かりました。

    小出 遥(25歳 静岡県)

  • 「孫のたけちゃん」へ
    友達とけんかしたの?
    明日「御免」と言えば。
    どうしようもない昨日どうにでもなる明日。

    鎌田 正子(66歳 埼玉県)

  • 「天国の父」へ
    明日は貴方の命日。
    寂しくたって、まだまだ駄目ですよ。
    母さんを迎えにきては。

    米津 説男(78歳 長野県)

  • 「夫」へ
    若い二人に明日がある。
    あれから、四二年、
    老いの二人にも明日があるよね。ずーとね。

    松田 美智子(62歳 宮城県)

  • 「生き残った家族」へ
    黒い津波が何もかも奪っていったけど
    明日を生きる笑顔は流されなかった。
    ありがとう。

    佐藤 眞司(44歳 宮城県)

  • 「愛しい娘」へ
    明日から、
    お父さんとはお風呂に入らないって、
    いつ言われるのか。毎日、びくびく。

    都筑 昌哉(46歳 福井県)

  • 「生まれてくる孫」へ
    三十年ぶりの布おむつ。
    一針一針 縫っています。
    あなたの明日に思いを託して。

    阿部 眞紀子(60歳 佐賀県)

  • 「理恵」へ
    勉強嫌いだったあなただからこそ教師として、
    子供達の明日に寄り添えると信じます。

    江藤 真弓(62歳 大分県)

  • 「優柔不断な私」へ
    今日もまた 甘い誘惑に負けた。
    唱えるばかりのダイエット。
    明日から、明日から。

    茂木 弘美(55歳 神奈川県)

  • 「小さな勇者」へ
    小児病室の『TOMORROW』の落書、
    消しません。
    次に闘う小さな勇者のために…。

    福島 洋子(42歳 長崎県)

  • 「母」へ
    「明日やる」って言うと母は怒るけれど、
    この口ぐせは母親ゆずり。

    川上 まなみ(16歳 岐阜県)

  • 「被災地の皆様」へ
    コンビニのゆうパック 届け先は被災地へ。
    希望の時間はもちろん、「明日一番。」

    手小 和樹(17歳 北海道)

  • 「単身赴任のあなた」へ
    明日の最終便で帰るのメール。
    うきうき。ドキドキ。
    結婚23年。まだ恋愛、発展途上中。

    坂井 和代(47歳 石川県)

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