一筆啓上賞手紙コンクール後援

第8回一筆啓上賞顕賞式

入賞作品
住友賞
  • 「おとうさん」へ
    おかあさんがね、
    なお子のなみだは
    おとうさんにしか通じないよって言うよ。

    都筑 直子(8歳 福井県)

  • 「俺の涙」へ
    頼む、少しだけ待ってくれ。
    今、お前が来ると、何かが折れそうになるから。
    なぁ、涙。

    相良 俊(17歳 東京都)

  • 「なみだくん」へ
    まだ出ちゃだめだよ。
    あの角を曲がったら、家が見えるから。
    そしたら合図するからね。

    手賀 梨々子(10歳 福井県)

  • 「お母さん」へ
    「泣いた分だけ強くなる。」って、
    母さん、それ以上強くならんといて。

    小田村 修平(15歳 福井県)

  • 「娘」へ
    叱ったはずのお父さんが
    悪者になるので、
    涙は反則です。

    為井 和則(41歳 石川県)

  • 「夏空君」へ
    お日さまが毎日わらいすぎてあついぞ
    あついからたまには泣いてよね
    泣きすぎないでね

    濱田 智哉(8歳 富山県)

  • 「かぶと虫」へ
    だいじにしてたけどしんじゃった。
    ぼくのせい?
    だからほかのかぶと虫をにがしたよ。

    諏訪 俊一(7歳 埼玉県)

  • 「お父さん」へ
    結婚式のパパへのスピーチ考えるだけで
    涙が溢れる。
    まだ結婚決まってもないのにね。

    片山 育美(28歳 東京都)

  • 「神様」へ
    私には、もうしあわせ用の涙しかありませんので、
    一応、お知らせしておきますね。

    庄司 美貴子(56歳 千葉県)

  • 「試合後の自分」へ
    負けても泣かないと決めていた。
    でも涙が…。
    勝ったときの準備はしていなかったな。

    浅見 岳宏(18歳 埼玉県)

  • 「妻」へ
    映画を見て、涙ぐむ君を心優しい女だなんて。
    あれから三十年。
    勘違いの連続でした。

    網野 博(兵庫県)

  • 「涙」へ
    母さん、四十年経った今気づいたよ。
    逝く時の涙が
    ごめんねじゃなくがんばれだったと。

    古山 伸子(54歳 青森県)

  • 「10才の姪っ子」へ
    もう使い方、知ってんだ~。

    吉岡 真美(48歳 長崎県)

  • 「お父さん」へ
    あんまり転勤しないでね。
    友達と別れるのには、
    たくさんの涙が必要なんだよ。

    宮崎 梨乃(15歳 北海道)

  • 「息子」へ
    いつか感謝の涙に変わる。
    そう信じて、お前を厳しく叱る。
    俺も辛いよ。

    木元 亮仁(44歳 北海道)

  • 「母さん」へ
    あの日、あなたが流した涙が
    今頃になって私に届きました。
    ごめんね…母さん。

    沢田 将司(30歳 岩手県)

  • 「おじい」へ
    怖いおじいに私が作った誕生日ケーキ、
    いつも怒ってる顔が涙をみせた。
    孫の初勝利だ。

    小川 彩音(17歳 沖縄県)

  • 「娘」へ
    採血した娘に、
    「泣かなかったね。」と言った私。
    「泣いたよ。」と、その手は心を差した。

    鈴木 洋子(56歳 茨城県)

  • 「サラリーマン」へ
    何でみんな泣かないのさ。
    みんなえらいね。

    梅次 靖弘(44歳 富山県)

  • 「教え子達」へ
    ありがとう。
    定年退職の日、
    『男は涙を見せるな』が持論の私を見事泣かせたバカ者め!

    渡会 克男(60歳 千葉県)

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