住友商事すみともしょうじ

風力発電って何?

風力発電って何?

風力発電は、風の力で風車をまわし、その動きを電力に変える方式だよ。再生可能(さいせいかのう)エネルギーとして、世界中の多くのところで、利用されているんだ。風力発電に適(てき)したところは、風の強さが、一定で、一年中風が吹(ふ)くところなんだ。それに、風をさえぎったり、流れを変えたりするものが少なく、みんなが住んでいる所から離(はな)れていて、動物や自然への影響(えいきょう)が少ないところ、それに電気を送る送電網(そうでんもう)に近いところなんだよ。

洋上風力発電って何?

海の上に風力発電設備(せつび)を設置(せっち)することだよ。
陸に設置する場合に比(くら)べて、いくつか長所があり、主なものは、次の通りなんだ。

  • 陸より強い風がいつも吹(ふ)くので、大きな電力を得られると考えられています。
  • 洋上風力発電は、人が暮(く)らしていない海の上に発電所をたてるので、騒音(そうおん)や景色が悪くなることも、それほどありません。
  • 洋上の方が、大きな風車でも簡単(かんたん)に運べるので、大型の設備を建設(けんせつ)でき多くの電力を得られます。

ただ、海の上に建設すると、特殊(とくしゅ)な技術(ぎじゅつ)と設備が必要で費用もかかるんだ。
これを克服(こくふく)すため、ヨーロッパでは陸から数十km離(はな)れても海深(かいしん)10~40mと浅いところで、海底の岩盤(がんばん)に風車の基礎(きそ)を置いて、建設が進められているんだよ。

住友商事は日本、アメリカ、南アフリカ、中国など世界各地での陸上風力発電の経験(けいけん)を持っていて、洋上風力発電ではベルギーで3つ、英国で2つの事業に加わっているんだ。
5つの発電所は陸上から17-52kmも離れた北海海域(かいいき)という所にあって、全部でだいたい149万軒(けん)分の電力を送っているんだ。

洋上風力発電所をつくる仕事

風力発電

洋上風力発電所を建設(けんせつ)するには、風車を作る会社や風車を運んだりする船を持つ会社など、たくさんの人の力が必要なんだ。住友商事は発電所に関係する多くの人たちの中心となって仕事の調整をするんだ。こうした仕事ができるのには、電気、語学、地理、法律(ほうりつ)、算数の勉強も大切なんだよ。

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