住友化学すみともかがく

化学ってすごいんだよ!

化学ってなに?

みんなは「化学」って言葉は聞いたことあるよね。化学をかんたんに説明すると、ものの性質(せいしつ)をくわしく研究して、あるものとあるものを組み合わせて新しい別のものを生みだすことなんだ。「燃える」「さびる」「とける」など、ものが別の性質(せいしつ)に「変わる」のが化学なんだよ。

ぼくたちのまわりには化学がいっぱい!

花火が緑色や黄色などのカラフルな色をしている。自転車が雨にあたり続けるとさびてしまう。こういった変化が、化学変化なんだ。ぼくたちの身のまわりにある化学変化を、もっと探してみよう。
たとえばスマートフォンは、画面を指でタッチして使うよね。スマートフォンの画面に使われている「タッチセンサーパネル」が、指でタッチしたことを電気信号に変えるから、いろいろな操作(そうさ)をすることができるんだ。他にも、光の波の方向をそろえる「偏光(へんこう)フィルム」など、スマートフォンには化学の力がたくさんつまっているんだよ。
ボールペンや、ペットボトル、ラップフィルムなどのプラスチックも、石油を化学の力で変化させて作っているんだ。牛乳(ぎゅうにゅう)パックも紙に見えるけど、実は内側と外側に水にぬれてもとけないようにうすくプラスチックがぬってあるんだよ。
ぼくたちのまわりには、化学で作られたものがたくさんあるんだね。

水族館のトンネルってどうやって作るの?

水族館

水族館のトンネル型の水そうを見たことがあるかな。沖縄(おきなわ)の美ら海(ちゅらうみ)水族館や、大阪(おおさか)の海遊館(かいゆうかん)などには大きいトンネル型の水そうがあるんだ。まるで海の中を自由に散歩しているようで、ワクワクするよね。でも、トンネル型の水そうってどうやって作っているんだろう。
水そうは、中の魚たちがきれいに見えるように、透明(とうめい)で、たくさんの水が入っているから、じょうぶでないといけないよね。それに、トンネル型に丸い形にできないといけない。水族館用のじょうぶな水そうは、ガラスのように見えるけど、実はプラスチックの一種なんだ。透明でじょうぶで、熱を加えるとやわらかくなるから、曲げることができるんだよ。トンネル型の水そうは、アクリル樹脂というプラスチックでできたシートを何枚も重ねてじょうぶにして、それをトンネル型に曲げて作っているんだよ。住友化学がつくるアクリル樹脂は、化学の力によってみんなの生活を豊(ゆた)かにしてくれているんだ。

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