「基礎科学研究助成」に1億6千万円
「環境研究助成」に1億1千万円の助成を決定

住友財団(会長 杉村 隆 、理事長 住友吉左衞門)は、この度2012年度(本年4月~6月に公募)の「基礎科学研究助成」として92件の研究に対し、総額1億6千万円(前年並)、同「環境研究助成」として56件の研究に対し、総額1億1千万円(前年並)の助成を決定いたしました。
これによって、財団創設(1991年)以来の累計助成金額(件数)は、「基礎科学研究助成」で約28億5千万円(1,702件)、「環境研究助成」で約21億7千万円(1,152件)に達しました

1.基礎科学研究助成

若手研究者による基礎科学(数学、物理学、化学、生物学、工学の基礎)研究に対する助成で、古在 由秀 国立天文台名誉教授を委員長とする選考委員会(委員13名)が

「5年後、10年後を見据えて、優れたユニークな研究を見出すべく」選考がなされました。
選考の結果、1,166件の応募の中から

岩手大学 工学部 高橋 和貴 助教 による『ヘリコンプラズマを用いた無電極電気推進機の推力発生機構の解明』

など92件の研究に対し、総額 1億6,000万円の助成を行うこととしました。

2.環境研究助成

環境問題の解決・改善に資する様々な研究に対し助成を行うもので、御園生 誠 東京大学名誉教授を委員長とする選考委員会(委員7名)で選考の結果、

(1)「課題研究(募集課題『持続可能な社会実現の革新的方策に関する研究』)」については、15件の応募の中から、

横浜国立大学 地域実践教育研究センター 佐土原 聡 教授らによる『地球環境未来都市の水熱エネルギー循環総合マネジメントを実現する手法・ツールの開発』

など2件に対し、1,600万円の助成を行うこととしました。

(2)「一般研究」は、522件の応募の中から、

名古屋大学 大学院 医学系研究科 市原 学 准教授らによるフロン代替物質の胆管癌誘発作用の解明と健康障害予防に関する研究』

など54件の研究に対し、総額9,400万円の助成を行うこととしました。

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